色んな料理が存在する中で、私が最も真心を感じる料理、それがハンバーグです。
ハンバーグの完成までにはそのシンプルな姿とは裏腹に、結構な手間がかかります。「切って焼く」「ぶち込んで煮る」とか、そういう勢いだけでは完成しないのがこのハンバーグという料理なのです。肉の塊かと思いきや炒めた玉ねぎが入っていたり、練り練りして形にしたり、色んなテクニックがギュッと詰まっています。
なんだかね、最近思ったんですよ。
ハンバーグって考える事に似てるなぁって
ハンバーグって、作り手によって結構違いませんか?その個性があるところまで含めて、なんだか思考はハンバーグだなぁって思ったんです。
最近は「思考のクセ」みたいなものについてよく考えています。それをハンバーグの製作工程にして現すとなんか面白いんです。
私の思考をハンバーグの工程で考えると次のようになります。
①玉ねぎを慎重に細かく切って炒める。弱火でゆっくりだからいつまでも飴色にならない。
②お肉と練るのもずーーーっと練ってる。明らかに練りすぎ。
③そろそろ飽きてくる。だんだん適当になる。ちなみにこの記事もこのあたりでだんだん適当になる。
④不器用だから綺麗な形を作れない。ハンバーグと言うか丸型。配分もミスって形がバラバラ。
⑤焼いてる時に形が崩れる。
⑥とりあえず完成させるが生焼け。
とまぁ、以上のような感じが私の思考のハンバーグかなぁと思います。
最近色んな方に会うので、その人達の作るハンバーグを想像し、私の中で色んなハンバーグが出来上がりました。
ある人はきっちり四角いハンバーグを作り、またある人は最終的にそぼろが出来上がったり。
しかし、どのハンバーグもとても味があって素敵です。ただ、私のハンバーグはもうちょっと焼く必要があります。
そんなこんなで今日も思考のハンバーグは作られています。
たくさんの手間と時間と個性と真心が詰まっている、それは正しく至高のハンバーグなのです。
《おしまい》