おしりを出してる人の日記

巨尻の総合エンターテイナー。

街角のオアシス

f:id:ketsufessional:20190214160855j:image

 

店内に充満するフレッシュな香り。

感じるマイナスイオン。

忙しない囀りを聴きながら、ゆっくり目を閉じる。

 

すると、そこはもう山奥の自然溢れる隠れ家カフェ…

 

 

などということはなく、ここは紛れもなくコンビニ。我々の味方24時間営業のミニストップである。

 

私は今、油でカラッと揚げられたホクホクのポテトをつまみながら、UCCのあったか〜い缶コーヒーを飲んでいる。

 

店内に充満する揚げ物の香り。

感じる蛍光灯の眩しさ。

忙しなく流れるBGMからは、流行りのJポップが流れている。

 

 

ここはオフィス街。

昼時の、人の出入りの激しさを背中で感じながら貪るポテト。最高の背徳感。

 

ミニストップ、ああ、そなたは罪である。

 

なぜそんなにも、揚げ物が美味いのか?

 

スイーツまで尋常無き美味さ。

 

街中を少しばかり探さなければ見つからないところを含めて、そなたを愛している。

 

「近所にもあれば良いのに…鬼通いやで」

 

何度となくそう考えた。

だが、それはもはやミニストップではない。

ほぼストップになってしまう。

やはりミニストップには、ミニストップでいてもらわなければならない。

 

ハロハロの黒蜜きなこが食べたい。

あれはそう、まだ無職になる前。

仕事帰りに立ち寄り食べる、ハロハロ黒蜜きなこ。クタクタに疲れた体にしみる黒蜜とアイスの甘美なる甘さ。

 

ハロハロを食べながら、友人と話した将来のこと。

 

 

「鹿狩りをしてさ、山で生きたいよね」

 

 

…疲れてたよね、2人とも。

今はどうしてるのかな…猟師志望の元同期。

 

そんな疲れた私達を、いつだってミニストップは優しく照らしていた。

 

キャッチコピーは「街角のあなたの憩いの場 ミニストップ」

 

それはまるでオアシスのように、いつでも我々を受け入れてくれる。