「この世に完璧なものなど存在しない」
皆様この言葉にどのような印象をお持ちでしょうか?
例えば先生を「お母さん」と呼んでしまった時
あるいは好きな人の前で飲みすぎてゲロった時
静かなオフィスで盛大に放屁した時
「この世に完璧なものなど存在しない」
この言葉は、全てを包み込む魔法の言葉になるのです。
本日は久々に米を研ぎました。
私は以前より「米研ぎ」がとても苦手です。
なぜかというと米研ぎは
終わりが見えない
からです。
「シャカシャカ」
「シャカシャカシャカシャカ」
「シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ」
…
いつまでなん?
いつまでやったらいいん?
なぁ、答えてくれよ………
米研ぎの神よ
米研ぎには正解はあるのですか?
終わりはあるのですか??
私にはわからないのです
米研ぎのゴールが…!!!
いつまでも白い汁出てくるぅう!!
やだぁ〜〜!もうやだ〜〜!!
シャカシャカしたくないぃぃん!!
誰か教えてくれ〜!
「もう、ゴールしていいよ」
って言うてくれ〜〜!
「君の米とぎは完璧だね」
って言うてくれ〜〜!!
できれば綾野剛がいい〜〜!!
それから5億円ください〜〜!!
とまぁ、こんな調子でシャカシャカのやめ時を見失いがちなのです。
私は適当なので、見失ってもすぐに諦めてしまうのですがもし私が完璧主義だったら一大事です。
「一生終わらん」
そう、米研ぎに人生を支配されてしまうのです。
四六時中米研ぎの事を考えてしまうことになるでしょう。
雨の日も…
風の日も…………
先生を「お母さん」って呼んでしまっても
好きな人の前で酔って吐いても
静かなオフィスで放屁したとしても
ずっと米研ぎについて考えてしまうのです
すると、どうでしょう?
「この世に完璧なものなど存在しない」
↑この言葉いらんくね!?!?
そう、完璧主義者になって米を研ぐと
なんだか全てが解決してしまうのです
《おしまい》